国際

Post22 世界のニュースを日本人は何も知らない/谷本真由美

みなさまこんにちは。管理人のえーです。

今日紹介するのは 世界のニュースを日本人は何も知らない/谷本真由美 です。

~こんな人にオススメ~

・日本のメディアと海外メディアの違いを知りたい

・日本が外国からどのように見えているのか知りたい

・外国人の実態は?

 

~本書の個人的ポイント~

・日本のメディアは幼稚?

・では、海外メディアの報道内容は

・対外国の意識の低さが招く危機

・間違った外国へのイメージ

日本のメディアは幼稚?

  まず、日本のメディアの報道姿勢についての批判が書かれていました。日本のNEWSではTOPには芸能人の結婚や不倫、スポーツの結果やちょっとした犯罪が取りざたされることが多いです。本書にも記されていましたが、私自身も実感として感じる所は多分にありました。
今後の将来を考えさせられるようなテーマは少なく、国民感情をあおることに焦点を向けたようなゴシップ記事的なネタや、意図的な情報の取捨選択など、事実を各個人に向けて発信し試行判断の材料とさせる姿勢がみられないのは現代のマスメディアの特徴といえるかもしれません。

では、海外メディアの報道内容は

 海外メディアのTOPを飾るのは、マッキンゼーやゴールドマンサックスなど金融に大きな影響を与える企業の動向や、テロリズムや紛争、移民問題など将来的に大きな問題となることが予測されるような国民全体が考えていかなければならない話題が中心。
 アメリカが中心に取り上げられていましたが、海外旅行でNEWSを見ていても納得できるような話が多いと感じました。芸能人のアレコレやスポーツのまとめなどが放送されるのは土日のスキマ時間や専門チャンネルに限られた話とのこと。

対外国の意識の低さが招く危機

 中国を例に挙げて、日本では報じられない世界動向について解説されていました。昨今ではコロナの影響でWHOに対する中国の政治的関与が取りざたされました。しかし、20年以上前からアフリカ諸国に対する中国の猛烈な資金援助や、マスメディアへの出資を行い、報道規制を行っている様子が日本のメディアで取り上げられたことは今まで一度もないように思います。
 情報が入らないというのは、それだけで危機感の喪失を招き、一種の洗脳のような効果があるのだなと感じました。

間違った外国人へのイメージ

 本書を読んだだけなので断定的に考えることはできませんが、日本人のイメージしている外国人と実際の姿では大きなギャップがあるようです。
優雅に生活をしているフランス人、真面目なドイツ人、陽気なイタリア人といったステレオタイプなイメージが日本では根付いているように感じます。
 が、実際にフランスが富裕層と貧困層の格差が大きいこと、それに対してデモが頻発していることや、真面目な印象のあるドイツは実は性風俗が他国と比べて活発であることなど、我々がイメージしているものとはずれていること、それが外国への興味の無さからくることに対して警鐘を鳴らしていました。

 全体を通して、どこまでが事実かはこれからも多くの書物を読みながら考えていかなければいけないと思いましたが、日本と外国との意識の違いについて再認識させられました。
正直、やや著者は批判的な書き方をされている内容も多く、あまり気持ちよく読み切れる本ではない印象でした。が、考えさせられる内容が多いのも事実

総合評価  良い内容も多いが、中盤本題と関係のない話があり違和感を感じました。
面白さ  イメージと現実のずれについて考えさせられる良い機会となりました。
おすすめ度  どこまでが事実でどこまでが感情論なのか、分かりづらい印象であまりおすすめはできない・・かな?

気になる方は是非。

また明日。