哲学

Post16 哲学の入門書 大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる/貫成人

みなさまこんにちは。管理人のえーです。

今日紹介するのは 大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる/貫成人 です。

~こんな人にオススメ~

・哲学の歴史を知りたい人

・哲学とは何かの大枠を知りたい人

・哲学初学者

 記事を書いていますが、私も哲学書についてはほとんど読んだことがありません。ただ、昔から哲学とは何か、をいつか自分の言葉で説明できるくらいにはしておきたいと思っていました。
ブログをきっかけに始めたtwitterで、フォロワーのちょむちょむさん(@tyomutyomu39)に初学者向けの哲学書を紹介頂き、初めての一冊として読んだ次第です。

総合評価  このシリーズは毎回分かりやすく書かれておりオススメです。
面白さ  一つ一つ、自分の考えが整理されていく感覚があり、充足感のある本でした。
おすすめ度  初めての方にオススメ。
読了の難易度  やはり頭を使う分野だと思います。
役立ち度  あくまで触りの本なので。

 

~本書の個人的ポイント~

・哲学とは何か

・哲学の変遷

・哲学に対する私見

哲学とは何か

  今まで哲学とはそもそも何を指すのかについて、真剣に考えたことがありませんでした。本書を読み、私なりの解釈をすると、哲学とは

人間とは本質的にどのようなものであるか

を規定する学問だと感じました。人がどうあるべきかという視点からも論じらることはありますが、人間社会の中で、というよりかは絶対的な個としての観点が強く現れた学問だと思いました。
そういった点で相互の関係性からどのように行動すべきかを論じられる
”倫理”
とは分野が大きく異なるということを認識しました。

また、広義としての哲学と狭義としての哲学についての区分が、私の中では非常に印象に残っています。

広義としての哲学の内包している世界は大きく、狭義としての哲学や倫理学、科学や物理も内包しているという考えが明示されていました。
自分の中で、倫理と哲学、言葉として使われる中で区別がついていなかったのはこの2つの定義があるためだと納得出来ました。

哲学の変遷

 本書では哲学の変遷がコンパクトに纏められており、一度に読み切れる量(そこそこ辛いですが)であったため俯瞰的に把握することが出来ました。
 その中で感じたのは哲学というのは社会の変遷に伴い、その構造を大きく変えてきたということでした。
 神の存在を中心に、人間の存在とは何かについて議論されることから始まり、産業革命によって労働や科学、数学と混ざり合い、現代においては生理学や生物学、認知学と混ざり合う、生き物のように進化してきた学問のように思えました。

・哲学に対する私見

 読んでみて良かったと思えた点は、哲学というものの輪郭が把握できたことで、自分が知りたかった事は何だったのかということが明確になったことです。
 具体的に言うと、私が知りたかったのはそもそも哲学ではなく、倫理だったということです。
 今までこの区分が曖昧だったので思考の整理がついていなかったように思います。自身の興味は人間がどのようなものであるか、という哲学よりも、人間社会の中で、人と人がどのように関わり幸福な社会を形成するか?という倫理の分野であることが認識できました。

気になる方は是非。

また明日。